オリ今季初星!中島1号からイッキ8点
「ソフトバンク7-10オリックス」(1日、ヤフオク)
チームの苦境に追い打ちをかけるバッドニュース。大、大ピンチで、オリックス打線が目を覚ました。けん引役は、新加入の中島だった。
前日まで12年ぶりの開幕4連敗。さらにこの日、ブランコが膝の故障で出場選手登録を抹消。チームの窮地で、中島がナインを鼓舞した。
初回2死一塁から右前打でT-岡田の先制打を呼ぶと、2点差の六回には1死から今季1号ソロを左中間席へたたき込む。
ここまで4試合すべて4打数1安打できていた中島の、初マルチ、初アーチが呼び水となり、さらに2死無走者から2四球を挟んで7連打などで、2010年6月7日の広島戦以来となる1イニング8点の猛攻だ。
中島は「相手に打たれてばっかりだったからね。きっかけをつくりたかった」と、六回の一発を振り返った。さらに、この日抹消されたブランコについて「『すぐに戻ってくる』という感じの話はしていた。チームがいい状態で戻ってきてほしい」と、盟友の完治までチームを引っ張る気概を見せた。
森脇監督も「ブランコの思いを共有して戦ってくれた」とナインをねぎらい「起きることすべてをプラスに変えていく」と、この1勝を機に、超前向きで反攻を目指す。