ソフト松田サヨナラ弾!工藤監督跳んだ

 「ソフトバンク5-4オリックス」(2日、ヤフオク)

 最後は選手会長が決めた。打球の行方を確認したソフトバンク・工藤監督は跳び上がって喜び、ホームに戻ってきた松田と思い切り抱き合った。今季初の延長戦で、今季初のサヨナラ勝ち。ヒーローは「どういう球を打ったか覚えていない。うれしい」と興奮気味に声を弾ませた。

 延長十回1死走者なし。2ボール1ストライクからの4球目。馬原のフォークが高く浮いたところを、完璧に捉えて左翼席に運んだ。「タイミングが合ってスイングしたので入ったと思った」と手応えも十分だった。

 監督として初めて体験するサヨナラ勝ちを「鳥肌が立った」と振り返った工藤監督は、松田の存在感を絶賛。「勝つならサヨナラしかないと思っていたが、まさかホームランとは」と大きな目をさらに見開いて驚いた。

 2試合連続本塁打、打率5割超と先頭に立って引っ張っている。チームは3日から遠征に出るため次の本拠地試合は21日。頼もしい選手会長は「他のチームは打倒ホークスでくる。しっかり勝って戻ってきたい」と力強く誓った。

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