中日5年ぶり6連勝 ガッツが決めた!
「中日5-4広島」(5日、ナゴド)
一塁上で両手を突き上げた中日・小笠原が、ベンチから飛び出したチームメートにしっちゃかめっちゃかにされた。降り注がれる水や氷。「みなさんが喜んでくれるのが一番です」。この日ベンチ入りした選手では、谷繁監督兼選手を除けば最年長。無礼講の手荒い歓迎は最高の結末になった。
延長十二回1死満塁。ここしかないという場面で、これ以上ない切り札。「打つしかない。何とかしたかった」。2ボール1ストライクから、広島・一岡の143キロ外角直球をとらえ、左前へ。サヨナラ勝利を決めた。
小笠原は「久々に気持ちいいです」と笑った。2010年9月以来となる6連勝。12年6月30日以来、約2年9カ月ぶりの単独首位をチームにもたらす、サヨナラ打となった。