楽天、拙攻17残塁で12回ドロー
「楽天0-0ソフトバンク」(7日、コボスタ)
楽天は本塁が遠かった。今季初の本拠地ナイターで、勝利への思いが空回りした。八回の1死満塁をはじめ、7度も得点圏に走者を置いたが、いずれも後続が倒れた。10安打を放ちながらも17残塁でのドロー。スタンドはため息に包まれた。
5日のロッテ戦で今季最多の15安打で6得点。打線が復調の気配を見せ、大久保監督は大隣攻略に自信を見せていた。「こっちも知っている投手だから、ベンチも動きやすい」。今季初めてスタメンを触らずに臨んだ。腰を据えて昨季日本一チームと対峙。好機をつくり続けたが、あと1本が出なかった。
負ければ昨季から続く本拠地での連敗が「10」に伸びる一戦だった。前日は野手陣がほぼ全員が集合し、休日返上で練習した。負けはしなかったものの、消化不良の引き分け。指揮官は「点を取る作戦を立てられなかった我々の責任」としながらも、「日本一のチームに引き分け。明日につながる」と前を向いた。この日のうっぷんは、次戦で必ず晴らす。