4年ぶりアーチ!M福浦2発「不思議」
「オリックス3-4ロッテ」(9日、京セラ)
ベテランのすごみを見せつけた。ロッテ・福浦が、2本のアーチで勝利を引き寄せた。二回に11年5月8日・オリックス戦以来、4年ぶりの本塁打。七回にも一発を放ち、10年9月10日・西武戦以来、5年ぶりの1試合2本塁打だ。
「本塁打自体、久々で不思議な感覚ですね」。福浦は照れながら振り返った。2点を追う七回2死一塁。初球の144キロ内角直球に反応すると、打球は右翼ポールを直撃。今年40歳を迎える男が、先制弾に続く同点2ランで流れを呼び戻した。
今季初スタメン。伊東監督は「実戦から遠ざかっていながら140キロ以上を打つのは難しい。しっかり準備してくれていることを物語っている」とたたえた。通算2000安打も諦めない。大台へあと133本だが、「日々1本ずつ、1本ずつ重ねていきたい」と貪欲だった。