オリックスまたまた3連敗ドロ沼借金9
「楽天5-2オリックス」(10日、コボスタ)
気温9度のコボスタで、最後まで声援を送ったファンにとってフラストレーションのたまる試合だったろう。
楽天投手陣が出した四死球は計7個と、オリックスに逆転のチャンスはあった。しかし2度の満塁機を得点に結びつけられなかった。四回は2点を返してなおも2死満塁で安達が三ゴロ。八回には1死満塁の逆転機を作ったにもかかわらず中島、竹原が連続三振に倒れた。
森脇監督は「悔いの残る内容。明日からもっと早く、流れを突破する強さを」と重い口を開いた。
試合後、ロッカールームで野手ミーティングが開かれた。森脇監督は加わらなかったが「つながりの中で、相手より先に(好機を)ものにすること」と先行逃げ切りの、昨年のスタイルに戻そうと必死だ。そのためのオーダー変更についても「そうね。結果はそれ(得点)しかない」と示唆した。
先発・ディクソンも二回は嶋に被弾し、三回は押し出し四球などで2失点。「天候の悪さは言い訳にならない。粘ることができなかった」と話すように流れをつかめなかった。
今季3度目の3連敗にも、森脇監督は「もう一度、準備して挑みたい」とファイティングポーズをとり続ける。しかし借金9という現実は、ナインの足取りを一層重くしている。