谷繁竜一挙5点も及ばず…2位タイ後退
「中日6-8DeNA」(11日、ナゴド)
今年の中日はタダでは転ばない。最後の最後まで2万9094人の足を止めた脅威の粘りは今後につながる。昨年Bクラス同士の首位攻防第2ラウンド、敗れて2位タイには後退したが、収穫はあった。
六回表を終えて6点ビハインド。だが直後に意地をみせた。無死満塁から高橋周の押し出し四球、代打・小笠原の中前2点適時打、福田の中前適時打などで5点を奪い、1点差に迫った。
「野手は点を取られても最後まで粘り強く攻撃しましたね」。試合後、谷繁監督はこう振り返った。開幕から続いたナゴヤドームでの連勝は7で止まったが、「全部勝てればそれに越したことはないけど、そういうわけにはいかない。またあしたから新たに頑張っていきます」と前を向いた。