オリ5連敗…森脇監督「俺の責任」
「オリックス2-4ソフトバンク」(14日、京セラ)
もはや“見慣れた光景”になろうとしている。1点リードの八回、それまで好投を続けていたオリックス・西が2死満塁から内川に逆転の中前2点適時打を許した。駿太の送球がそれる間に一塁走者も生還し万事休す。逆転負けは早くも今季9度目となった。
西は七回まで相手打線を3安打に封じる好投を見せていた。ただ、八回は先頭の代打・高田に左前打を許し、1死二塁となって中村晃、明石、柳田と左打者が並ぶ場面を迎えた。ここで好調の左腕・海田にスイッチする選択肢もあったが、森脇監督は西を続投させた。
「きょうの西に関しては、あそこまで任せた。最終的に取られたのは俺の責任」
最近は中継ぎ陣がリードを守りきれない展開が続いていたため、指揮官のタクトもおのずと重くなった。期待に応えられなかった西は「(自分は)八、九回に逆転されるパターンが多い。次はああいうミスがないようにしたい」と前を向いた。
引き分けを挟んで、2013年5月の6連敗以来、2年ぶりとなる5連敗。借金11と、リーグの借金を一身に背負う状況だ。投手陣に故障離脱が相次ぐ中で、必勝パターンを確立できないことが原因の一つ。苦しい状況の中で、何とか負の連鎖を断ち切りたい。