ロッテ石川粘投!伊東監督ベタ褒め

 「日本ハム1-6ロッテ」(14日、札幌ド)

 裏をかき、狙いを絞らせない。2年目の進化を随所にちりばめた。ロッテ・石川が強力打線を7回1失点で片付けた。

 「相手の頭にないボールを投げないと」。代名詞は宝刀シンカーだが、一回には、しぶとい田中を、四回には大谷を、ともに146キロの直球で空振り三振。「大谷君も賢介さんも、シンカーを張ってきていたところに真っすぐだったので、タイミングが合っていなかった」。カーブも効果的に交えた。与えた安打はわずか3本。連打を許すこともなかった。

 六回に先制は許したものの、最少失点でしのぎ、伊東監督も「相手のミスもあったけど、石川が粘ってくれたおかげで、勝利へ導いてくれた」と褒めたたえた。右腕をつり、7回91球で大事を取って降板したが、次回登板に影響はないもようで、ひと安心だ。

 日本ハム戦は昨季が3勝1敗、今季も早くも2勝。首位チームを相手に、頼もしい“キラー”の予感がする。チームも単独2位に浮上。昨季の新人王が、屋台骨を背負う。

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