オリ連敗6で止めた…森脇監督もホッ
「オリックス6-3ソフトバンク」(16日、京セラ)
長いトンネルを抜けた。オリックスは1分けを挟んだ連敗を6で止め、やっと今季3勝目。ヒーローインタビューに立った小谷野、川端、東明の3人にも慣れない雰囲気が漂った。
締めで「みんな一緒に輝こう!!」と叫ぶのを2度も失敗。爆笑の中、3度目でようやくファンと声を合わせて雄たけびを上げることができた。
重苦しい展開を打破したのが、不調の小谷野だった。2-2の五回、2死一、二塁で、勝ち越しの中前適時打。3月29日・西武戦の本塁打以来となる打点でリードを奪った。三回は2死満塁のチャンスで中飛に倒れており「絶対回ってこい。絶対に打ってやろう」と、この打席にかけていた。
日本ハムからFA移籍したが、打率は1割台。「チームも僕自身も、なかなか結果が出てなかった。これを機に打ちまくりたい」。苦しんだ末の大きな一打は、浮上のきっかけになりそうだ。
続く川端も右中間を破る2点三塁打を放ち、この回3点。六回は四球で出塁した安達が二、三盗を決め、カラバイヨの犠飛で追加点を奪った。
つなぎと足が生きて9日ぶりの勝利。森脇監督は「らしさが出た。正直…1勝というのはうれしい」と安どの表情。借金は11あるが、「借りたものは返していく」と、巻き返しを宣言した。