プロ注目の大商大・岡田150キロ初完封
「関西六大学野球、大商大3-0京産大」(17日、舞洲)
大商大、大院大が先勝した。大商大はドラフト候補の岡田明丈投手(4年・大商大高)が、最速150キロをマークした直球を武器に、京産大打線を4安打で完封。大院大はデビュー戦となった安田孝之内野手(1年・明徳義塾)が、八回に走者一掃の逆転3点二塁打を放ち、大経大を下した。
涼しい顔は最後まで崩れなかった。ドラフト候補の岡田が、昨秋のリーグ王者・京産大打線に三塁を踏ませなかった。スカウト陣のスピードガンでは最速150キロを計測。持ち球のフォークを使わず、大学初完封勝利を成し遂げた。
「先取点を取ってくれたので楽に投げられた。1イニング、1イニングの積み重ねです」と振り返った岡田。立ち上がりから上手にペース配分し「スライダーで空振りを取れるので、フォークを使う場面がなかった」。“底”を見せないまま、スコアボードに9つのゼロを並べた。
ヤクルト・小川シニアディレクター(SD)は「初めて見たけど体がいいし、楽しみ」と語り、日本ハム・木田GM補佐も「スピードもあるし、今のままで十分な投手」と高評価していた。