オリ3連勝 一丸!ブルーウェーブ魂
「オリックス4-1西武」(19日、ほっと)
これぞ「がんばろう神戸」のブルーウェーブ魂だ。アクシデントも一丸で乗り越えて、オリックスは今季初の3連勝。森脇監督は「まさに全員で戦った勝利。二回に集中力をみせてくれた」とナインをたたえた。
二回2死。先発・バリントンが森の頭部に死球を与え、危険球退場となった。急きょ前田が登板。「気持ちは準備していたが、体が…」と突然のマウンドで連打を浴び、満塁とされたが、無失点で切り抜けた。
その直後、打線が奮起した。1死満塁と攻め立て、相手失策で先制すると、さらに糸井の中前2点適時打、カラバイヨの中前適時打で4点をもぎ取った。このリードを1回1/31失点の前田から、マエストリ、海田、馬原が無失点リレーで守り抜いた。今季初のカード勝ち越し。借金は1桁の9に減った。
阪神・淡路大震災が発生した20年前と同じ「Blue Wave」のユニホームで戦った2試合。指揮官は「最善を尽くしたが、それ以上のものをいただけた。このタイミングで、神戸で試合ができたことに感謝している」と表情を引き締めた。試合後には佐藤1軍打撃コーチと下山2軍打撃コーチの配置転換を発表し、てこ入れを図った。この日、この1勝が、低迷打破への区切りとなればいい。