こぼれただろ!中日谷繁監督抗議実らず

 「広島5-0中日」(19日、マツダ)

 雨中の猛抗議は実らなかった。中日・谷繁監督がベンチを飛び出したのは2点を追う七回だ。1死二、三塁、代打・小笠原の打球は高いバウンドの投ゴロ。ジョンソンが本塁送球したが、捕手の石原が三塁走者の平田にタッチした直後、ボールはミットから浮いていた。

 「次の動作にいった時にボールが離れたという審判の判断。それを言われたら、そこからは抗議できない…」。石原はすぐさまボールをつかんだとはいえ、必死の抗議も判定は覆らなかった。

 谷繁監督は「これも野球。審判にしても必死にジャッジしている。その中でいいジャッジをしてもらえれば」。ルナ不在の新打線も最後まで機能せず、今季3度目の零封負けとなった。

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