ロッテ田中、デビュー戦は“満員御礼”
ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(23)=京大=が“満員御礼デビュー”することが20日、明らかになった。プロ初登板初先発となる29日・西武戦(QVC)の前売り券がほぼ完売状態で、近日中に売り切れることが確実。4月の前売り完売は、球団史上初の快挙となる。
秀才右腕の初舞台を、超満員の観衆が見守る。この日は来場者全員に限定ユニホームのレプリカが配布される「マリンフェスタ」開催日で、当初から売れ行きは好調だったが、田中のデビューも決まり、さらに加速。現在、若干の指定席を残すのみで、当日は定員いっぱいの3万100人が来場する見込みだ。観客動員数の歴代2位である2012年6月17日・阪神戦の3万82人を超えることが決定的となった。
この日、ロッテ浦和球場で練習した田中は「皆さんが応援したくなるような投球ができるように頑張りたい」と胸を高鳴らせた。大学4年の昨年8月に鳴尾浜球場で行われた阪神2軍との交流戦で、ぎっしり埋まったファンから声援を受けたことが思い出に残っているという右腕。3月18日のオープン戦・ソフトバンク戦(ヤフオク)で観衆3万人超えを経験済みだが、今度は本拠地で、大声援を力に変える。
京大初のプロ野球選手として歴史的マウンドに立つ田中。舞台は整った。