中日・山井、5回完全から暗転4失点

 「中日1-4ヤクルト」(22日、ナゴド)

 完璧に支配していたゲームが暗転した。中日・山井は5回までパーフェクト投球で試合をつくった。2007年の日本シリーズ完全リレー、13年のノーヒットノーランと実績も十分。誰もが「このままいけば」と期待を持った直後だった。

 六回。先頭の中村を遊ゴロに切り、続く大引の打席。「最初のランナーの出し方が良くなかった」。フルカウントからの9球目。142キロ直球が低めに外れ、初の走者を出した。

 ここで味方に痛恨のミスが出る。代打・森岡を低めの141キロ直球で二ゴロに打ち取ったが、セカンド・亀沢が二塁に悪送球し、一気に一、二塁のピンチになった。

 最大の踏ん張りどころだったが、山田に1ボールから高めに入った140キロ直球をはじき返され、初安打がバックスクリーン直撃の適時二塁打に。この後、上田に逆転の中前適時打を許すと、雄平にも右翼フェンス直撃の適時打を浴び、4失点。「ランナーを出してから投げ急いでしまった」と唇をかんだ。

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