巨人の新外国人、ホアン・フランシスコ内野手（２７）が２７日、ジャイアンツ球場で１軍練習に参加し、原辰徳監督（５６）ら首脳陣が見守る中、フリー打撃を行った。３９スイング中４本の柵越えと、早速パワーを見せつけた男に、指揮官から珍要求が飛び出した。

　２６日に２軍戦で実戦デビューしたばかりのフランシスコ。この日は左右の打撃投手を相手にバットを振った。右中間に推定１３５メートルの大きな当たりも放ち「日本の練習もわかってきた。打撃も悪くない」と、手応えを口にした。

　見守った原監督は「打点だね」と、助っ人に期待するポイントを明言。ノルマを聞かれると「２０試合で３打点くらいだったら考えるけど」と異常に低い数値を設定。正三塁手の村田が現時点で３打点であることを皮肉ったようだ。

　２８日から２日間、三塁手、一塁手として、イースタン・西武戦（ジャイアンツ球場）に出場。３０日の１軍チーム練習に再度合流させ、状態が良ければ５月２日からの阪神戦（東京ドーム）で１軍デビューとなりそうだ。