デーブ監督バリに完封負けもサバサバ

 「オリックス6-0楽天」(29日、京セラ)

 敵軍の助っ人右腕に脱帽するしかなかった。バリントンの前に凡打を重ね、昨年4月25日・オリックス戦以来の1安打完封負け。楽天・大久保監督は「対策はできていたが、いつもより違う高さにボールが来ていた」とサバサバと振り返った。

 唯一の好機は0-0の四回。先頭の2番・藤田が二塁打。「犠打も考えた」と迷った指揮官が選択したのは強行策だったが、クリーンアップが凡退。結果的に先制点を奪えず、その後も三塁も踏めずに終わった。

 前夜の快勝で勝率を5割に戻したが、1日で借金生活に逆戻り。それでも「試合はつくっている。しのいでいって、夏場以降に勝てるように、慌てないでやっていくだけ」と前向きな姿勢を崩さなかった。

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