猛牛オリ復刻ユニ悲劇…馬原押し出し
「オリックス2-5ソフトバンク」(1日、京セラ)
オリックスは痛い救援失敗で、連勝は2で止まった。1点リードの九回、前日1軍に復帰した守護神・平野佳が、2死走者なしから李大浩に同点弾を浴びた。延長十回には馬原が押し出し四球と内川の2点打で計3点を奪われた。
平野佳は「打たれたのは僕が悪い。勝たないといけない試合だった」と唇をかんだ。森脇監督は「しのぎ合いの中で全力を尽くしたが、及ばなかった」と悔しさを押し殺した。
この3連戦は、3年目となるイベント「OSAKA CLASSIC 2015」が開催され、ナインは近鉄の1999年~04年のビジターユニホームを着用。「いてまえ打線」と呼ばれた強打で、01年にリーグ優勝した近鉄の魂を受け継ぐはずだった。
しかし「いてまう」はずの打線は空回りを続け、適時打は1本も出なかった。初回2死満塁の好機では、相手先発・中田の暴投による1点止まり。そして四回は1死満塁としたが、山崎勝の一ゴロ併殺崩れの間に1点を取っただけ。五回以降は毎回得点圏に走者を置いたが、無得点に終わった。
4月18、19日の西武戦は、阪神・淡路大震災が起こった1995年のオリックス復刻ユニホームで戦い連勝。また昨年は近鉄ユニホームで3連勝した。だが復刻ユニホームの神通力は続かなかった。