谷繁監督兼捕手3001試合目で初退場
「中日3-5DeNA」(2日、ナゴド)
最悪のエンディングだ。九回からマスクをかぶっていた中日・谷繁監督兼選手が生涯初の退場処分を受け、まさかの逆転負けを喫した。
悲劇の幕開けは2点リードの九回2死走者なしから。福谷が3連打で1点を失い、続く関根の打球は右中間を破った。
中継プレーで二塁・亀沢のワンバウンドの送球を谷繁が捕球し、逆転の本塁を狙ったバルディリスにタッチ。だが、判定はセーフ。振り向き、突進するように山路球審に抗議すると一発退場。審判への接触による退場だった。
「自分の中では足が入る前にミットを(本塁に)置いた。自分の中では押したとかはなく当たったと。退場になったことよりも負けたことが悔しい。チームに迷惑をかけて申し訳ない」
選手として3001試合目、監督として176試合目での初退場。試合直後こそ会見を拒否した谷繁監督は帰宅前には冷静さを取り戻していたが、あまりにも痛い敗戦になった。