守護神・松井裕投入も楽天2度目4連敗
「楽天0-3西武」(2日、コボスタ)
楽天・大久保監督の執念采配も、勝利には結びつかなかった。今季2度目の4連敗で借金は今季最多タイの「4」。3点を追う八回に守護神・松井裕を中13日で投入した指揮官は「調整登板ではない。雰囲気を変えてくれる投手ということで」と起用の意図を説明した。
19歳左腕は、起用に応えた。2回を投げ5奪三振。同級生の森に対しては高め145キロ直球で空を切らせた。指揮官からの「奪三振ショーしてこい」という“指令”を体現。先発の則本と2人で17三振を奪った。
投手が踏ん張りを見せる一方、打線は深刻だ。最近4試合でわずか2得点。六回無死一、二塁では岡島が2球続けて送りバントを決められず、結局、中飛。2死後、満塁としたが代打・ペーニャは左飛に倒れた。零敗は今季すでに3度目だ。
かみ合わない状況が続くが、大久保監督は「松井裕のおかげで明日に向けていい流れがつくれた」と必死に前を向いた。その言葉を現実のものとするためにも、打線が奮起しての1勝が欲しい。