大嶺祐が今季初星 ロッテの投壊止めた
「ロッテ7-2日本ハム」(3日、QVC)
大嶺祐がロッテの投壊現象に歯止めをかけた。今季2度目の先発で5回を5安打2失点の9奪三振で今季初勝利。同一カード3連敗を阻止して上がったお立ち台では安ど感をにじませた。
「連敗を止めることができて、すごくうれしいです。また、勝てるように頑張ります」と声を弾ませた。
直近2試合で25失点。初戦先発のイ・デウン、2戦目の藤岡はKOされ抹消となった。「嫌な負け方が続いていて気持ちだけは負けないように投げました」。逃げずに攻めた。2点リードの四回2死満塁。岡を1ボール2ストライクと追い込み、最後は思い切り腕を振った。146キロ外角低め直球で見逃し三振。ピンチを脱して、小さく拳を握りしめた。
開幕直後は中継ぎ要員も今では貴重な先発だ。伊東監督は「昨日、おとといとあまりにもひどかったんですごくいい投手に見えた。(先発)3番目としていける」。初先発した4月26日楽天戦の5回2失点に続く好投。指揮官も涌井、石川に続く主戦ローテとして期待を寄せた。