カラ&ブラ連弾でオリックス連敗止めた
「オリックス8-2日本ハム」(9日、京セラ)
豪快な2発の花火がオリックスの連敗を止めた。まずはカラバイヨ。2-0の三回2死一塁で、内角直球に腕をうまくたたんでスイング。ファウルボールへの注意を呼びかける笛が鳴り響く中、打球はそのまま切れることなく左翼席に飛び込んだ。
続いて飛び出したのは待望の一発だ。前日から1軍に復帰したブランコが、外角低めの直球を中堅左へ運んだ。移籍後22打席目で生まれた1号に「このチームに来て最初の本塁打を打ててうれしい」と笑った。
主砲として期待されたブランコは、左膝痛で4月1日に出場選手登録抹消。再発防止のため、体重を120キロから4キロ落とした。その時によく食べた野菜と鶏肉の鍋料理を「ちゃんこ」と説明。チーム通訳にちゃんこは力士が作る料理だと指摘されると「(中日・ヘッドコーチの)森さんが、よく相撲部屋に連れて行ってくれたので」と頭をかいた。
カラバイヨは本塁打、打点でチーム2冠。日本の独立リーグで4季プレーし、日本語は達者。お立ち台で「これからどんどん頑張りたい」と、ファンに向けて誓った。
6連敗となれば今季最多の借金13になるところだったが、踏ん張った。「チームに勢いのつく本塁打だった」と森脇監督。今後の巻き返しに“CB砲”の力は欠かせない。