3点差ひっくり返すも…オリ逆転負け
「オリックス4-5楽天」(12日、京セラ)
またしても、もどかしい黒星だった。オリックスは、一度は3点差をひっくり返したものの、中継ぎ陣がリードを守りきれず逆転負け。森脇監督は「もぎ取り合いの中でしのぎきれなかった」と敗因を口にした。
これで、1点差の試合は今季1勝9敗。接戦に弱いのは、昨年の快進撃を支えた中継ぎ陣に大量の故障者が出たことが原因だ。昨季50試合以上投げたリリーフ5投手のうち、これまでに4投手がけがによる離脱を経験している。
右肩痛の比嘉はまだ2軍調整中だが、岸田や佐藤達、平野佳は1軍に戻ってきた。しかし、昨年ほどのパフォーマンスは発揮できていない。岸田は4-3の六回に同点適時打を許した。九回から登板した佐藤達は0点で切り抜けたが、先頭の後藤に二塁打を浴びるなど、ぴりっとしない。
相手の松井裕がイニングまたぎで試合を締めたのとは対称的な敗戦。リードを守りきって勝つ。昨季のチームにとって当たり前だった野球が、今は見られない。