明大一矢報いる 早大V持ち越し
「東京六大学野球、明大2-1早大」(16日、神宮)
早大が明大に1-2で競り負けて今季初黒星を喫し、優勝は次週以降に持ち越しとなった。慶大は立大を6-5で振り切った。
早大は七回に1-1に追い付いたが、九回に先発の大竹耕太郎投手(2年・済々黌)が決勝打を浴びた。慶大はリリーフの加藤拓也投手(3年・慶応)が四回に勝ち越しソロを放ち、投げても6回2失点で4勝目を挙げた。立大は優勝がなくなった。
接戦を制した明大・善波監督は「だらしない試合が続いていたし、何とか一つ勝ちたかった」と胸をなで下ろした。2連敗していれば早大の制覇が決まっていたが免れた。九回に決勝打を放った坂本は「うちは一つも負けられないし、目の前で(早大の)胴上げは見たくなかった」と硬い表情で振り返った。