オリ ドラ7西野&安達4安打大暴れ
「ソフトバンク5-8オリックス」(19日、北九州)
オリックスがやっと、天敵に一矢報いた。ここ2年で5戦4敗、わずか2得点と完全に抑え込まれていたソフトバンク・大隣に11安打を浴びせ、6点を奪って六回途中でKO。森脇監督は開口一番「ナイスゲーム」と言い放った。
伏兵コンビが突破口を開いた。0-2の三回1死、ドラフト7位・西野(JR東日本)が右翼へ2号ソロを放つと、2死から安達が左翼へ2号ソロ。決して長打が持ち味ではない2人が、宿敵左腕のペースを乱した。西野、安達はともに4安打の大活躍だ。
直後に勝ち越されたが、五回1死三塁から安達の右前打で再び同点。六回には中村の中前2点適時打などで3点を追加した。八回にも2点を加え、攻撃の手を休めなかった。
4月24日・日本ハム戦から続いていたカード初戦の連敗を7でストップ。指揮官はこの日、恩師と慕う元オリックス監督、故仰木彬氏の妻から激励を受けたことを明かし「仰木さんからも力をいただいたのかなと思う」と神妙な表情を浮かべた。