ハム中島乱戦にケリ 執念2点内野安打
「楽天5-9日本ハム」(21日、コボスタ)
粘る相手を振り切った。両リーグ今季最長となる5時間37分の試合。勝負を決めたのは日本ハム・中島だ。同点の延長12回2死満塁。二遊間に飛んだ当たりが二塁への内野安打となり、2者が生還。大きな勝ち越し点をもぎ取った。
「疲れました。みんながつないだチャンスだったので、何とか打ちたかった」。プロ初となる5安打。十一回にスクイズを決め、この日は2盗塁でリーグトップの12盗塁。チームに欠かせない2番打者が、最後の最後に大仕事をやってのけた。
2度の勝ち越しを追いついてきた楽天に引導を渡し「今日を取るか取らないかは大きい。考えすぎて脳の糖分はゼロ。何も考えたくない感じ」と栗山監督。しかし、多彩な攻撃を駆使した勝利に、充足感をにじませた。