楽天・辛島 今季初登板でレオ退治

 「西武1-6楽天」(22日、西武ド)

 遅れてきた左腕が、楽天を救った。ここまでチームが8度の対戦で46得点を許してきた西武打線相手に8回を投げ、被安打は中村のソロ1本のみ。今季初登板で初勝利を挙げた辛島は「最初の登板で勝てて良かった」とはにかんだ。

 前日は延長十二回、5時間37分の死闘。辛島は仙台を午後5時に出発する新幹線に乗り移動。だが、立川市内の宿舎に到着しても試合は続いていた。「(中継ぎ投手を休ませるために)できるだけ長く投げたいと思っていた」。その言葉通り、109球で8回を投げ切った。

 大久保監督は「予想だにしない展開にしてくれた」と絶賛した。昨季はチーム2位タイの8勝。4月中旬には右手の手術を受けるなど、度重なる故障を経ての初登板で、快投を見せた。

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