東大15年ぶりの1試合2本塁打
「東京六大学野球、法大6-2東大」(24日、神宮)
敗戦の中、東大の1年生投手が沸かせた。このカードからベンチ入りの竹中が7回1死、代打で右中間へのランニング本塁打を放った。
「捕られるかどうかという打球だったので落ちろと思って無我夢中で走りました。最後は足がもつれました」
山田が4回に右翼へチーム今季初のソロ本塁打を放っていた。竹中が激走弾で続いたことで、東大では15年ぶりとなるチーム1試合2本塁打の快記録。しかも竹中は、東大では史上2人目、リーグでも25人目の初打席本塁打。代打では14人目というオマケまでついた。
広島・修道ではエースで4番。最速140キロもマークしたという右腕は「東大を勝たせる選手になりたい」と二浪して初志貫徹。3月に合流したばかりで、ブルペンには入っていないが、浜田監督が「素振りでいい音が鳴っていたから」と打者として起用し、期待に応えた。
敗戦後、選手たちは足早に引き揚げて東大球場で練習。25日の3回戦で、2002年秋の立大戦以来となる勝ち点奪取に再挑戦する。