ロッテ涌井フラフラ6回3失点で5敗目
「交流戦、広島7-4ロッテ」(26日、尾道)
6イニングで131球を費やしてしまったところに、エースの苦しみが表れていた。6回3失点、5四死球。本来のキレとテンポを欠いたロッテ・涌井は、今季5敗目を喫した。
「守備からリズムをつくっていかなきゃいけないのに、3人で終われなかった。これが敗因」。3者凡退で仕留めたイニングはなし。前田との投げ合いだけに、野手のリズムを崩さないことを心掛けていた涌井は自らを責めた。
地方球場特有のマウンドの違いには「普通でした」と話したが、涌井らしさは陰を潜めた。女房役の田村は「いつもは右打者のアウトコース低めに決まっていたのが、引っかかったり抜けたりした」と振り返った。
エースの降板後も、八回に中継ぎが2死球と失策を足場に、丸に満塁被弾。チームにとって手痛い黒星となった。