Lおかわり逆転V弾!2戦9打点荒稼ぎ
「交流戦、西武9-4阪神」(31日、西武ド)
4番のバットが連日の爆発だ。西武が1点差まで追い上げた七回、なおも2死一、二塁。中村が阪神・安藤の内角シュートを、巧みに腕をたたんで引っ張った。「気合で打った」という打球は美しい放物線を描いて左中間席へ。2試合連続の一発は15号決勝逆転3ランだ。
得意の交流戦で6戦4発。リーグトップを走る日本ハム・中田の18本に3本差と迫った。打点もこの2試合で計9打点と荒稼ぎ。52打点でこちらは1位だ。頼れるおかわり君の活躍に田辺監督も「4番の仕事をしてくれた」とうなずく。
仲間の思いをくんで、打席に向かった。六回に犯した失策が失点につながった木村が、七回に遊撃内野安打。果敢なヘッドスライディングで出塁した木村の姿勢に触発された中村は「エラーはつきものだし、自分もやる。だからああいう(ヘッドスライディングした)プレーは大事」とうなずいた。木村はおかわりの本塁打の瞬間を「泣きそうになった」と振り返った。
今季3度目の先発全員安打で逆転勝ちし、5カードぶりの勝ち越し。後半失速した5月も貯金を2つつくって終えた。「いい形で勝てている。この流れで」と主砲は言い切る。昇り調子で6月に向かう。