デーブ執念采配及ばず…敗戦にも前向き
「交流戦、ヤクルト4-3楽天」(2日、神宮)
執念の采配も、あと一歩及ばなかった。1-4の八回、ヤクルトの2番手・オンドルセクを攻め、藤田と松井稼の連続適時打で1点差に迫ったが、及ばなかった。それでも楽天・大久保監督は「明日につながると思う」と前を向いた。
「勝負は八回というところだった」。指揮官はこの回、伊志嶺、ペーニャ、牧田と3人の代打を送り込んだ。野手は捕手の小関以外全員を使い切る総攻撃。「我々は常に総力戦だから」と起用に迷いはなかった。
前カードの巨人戦で勝ち越した勢いを持って乗り込んだ一戦。借金は再び今季最多タイの「6」に膨らんだが、「一致団結する野球ができた」と粘りを評価。「また明日、行こう!」と声を張り上げ、クラブハウスへと引き揚げた。