巨人Wショック…阿部抹消&鷹に3連敗
「交流戦、巨人2-5ソフトバンク」(7日、東京ド)
巨人は大黒柱の離脱をひきずったのか。ソフトバンクに4安打に抑えられ、今季3度目の同一カード3連敗。試合前には正捕手の阿部が首痛で登録抹消と、原巨人がダブルショックに見舞われた。
鷹打線に圧倒された。柳田、内川、李大浩ら強打者だけでなく、下位打線の高田、先発の寺原にもやられる始末。この3日間で被安打は30。原監督は「全体的に相手の打線が重圧をかけている。そういう重圧の中でどういう投球をするか。これをいい教訓としたい」と現実を受け止めた。
さらに絶対的な正捕手の阿部が離脱した。もともと首に慢性的な痛みを抱える状態の中、6日の試合でファウルチップがマスクに直撃。しばらく動けないほどのダメージだった。この日は治療などで東京ドームを訪れ、「あまりいい状態じゃないのでこういう結果になった。チームに申し訳ない」と険しい表情。原監督は「戦える状態じゃない」と、抹消を決断した。
川相ヘッドは「いるメンバーでやるしかないでしょう」と全員で難局を乗り越えることを強調した。交流戦は6勝6敗。リーグ首位の座は変わらないが、3位の阪神も2・5差と迫ってきた。阿部の復帰まで、ここからが踏ん張りどころだ。