中日・和田が待望1号、通算5000勝王手
「交流戦、中日4-3オリックス」(7日、ナゴド)
完璧な放物線が流れを変えた。中日が3点を追う五回無死一塁。和田が今季1号にして、重いムードを振り払う2ラン。「きつい展開でしたから、後ろにつなげば何とかなると思って打席に立った。結果として最高の当たりでした」と喜んだ。
左膝の状態が上がらず、開幕を2軍で迎えた今季。1軍との差を痛感したのはファンの声援だ。「ずっと1軍ばかりだったから、余計ですね」。空席の多い2軍戦。それが、この3連戦は全てが観客3万人を超えた。
八回には三塁内野安打を放ち、2000安打まで残り5本。チームも連敗を3で止め、球団通算4999勝目。「5000勝の時にいたんだよ、と言えればうれしい」。その一員として歴史の一ページとなる瞬間はすぐそこだ。