楽天・則本が制球に苦しみ5敗目

 「交流戦、広島3-1楽天」(7日、マツダ)

 楽天・則本が制球に苦しんだ。同点の六回、先頭の新井にストレートの四球を与え、続くエルドレッドにはベルトの高さの146キロを軽々と左翼2階テラス席に運ばれた。最悪な点の取られ方に、マウンド上の土を蹴り上げた。

 四回の失点も四球が絡んだ。先頭の新井を歩かせ、2死後に木村も四球。会沢に同点適時打を浴びた。試合後は「四球が多く、自分の投球がまったくできなかった。コントロールできなきゃ試合にならない」と吐き捨てるように話した。

 6回3失点で5月2日以来の今季5敗目。打線の援護が少ないのは確かだが、大久保監督は「どんな形でも先に1点取ったんだから、ノリに乗り越えてもらいたかった」。昨季7度の完封勝利を飾った右腕には、決して無理な要求ではないはずだ。

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