中島復帰即タイムリー オリ大敗も光明
「交流戦、オリックス1-8ヤクルト」(9日、京セラ)
オリックス・中島の執念の一打は遊撃・西浦の右をしぶとく抜けていった。
6点ビハインドの六回だった。2死一、二塁から打線が打ちあぐねていた古野の3球目を捉えた打球は中前へ抜ける適時打になった。ぎっくり腰に見舞われ出場選手登録抹消。5月24日のロッテ戦以来の出場できっちりと結果を出して見せた。
復帰戦もチームは大敗。試合後、言葉を発することはなかった。抹消期間中に森脇監督が休養。無念の思いを胸に秘める。
福良監督代行は「(4打席中)3打席はいい感じだったと思います。内容は良かったです」と評価した。二回無死一塁の初打席は右飛。四回の2死一塁の場面では中飛。どちらも好捕にあったもののきっちりと芯で捉えたものだった。
連敗で借金はワーストタイの18に膨らんだ。前日、1、2軍の首脳陣が集まって編成会議を開き、当面の目標にAクラスを掲げた。目標に向かって中島のバットが必要であることは言うまでもない。