De6連敗…試合後は緊急ミーティング
「交流戦、楽天5-4DeNA」(10日、コボスタ)
抜け出しかけた泥沼に、再び足を踏み入れた。DeNAは八回に逆転されて、勝利を逃す結末。中畑監督は「同じパターンでやられている。1点差を守りきってという、ささいな逃げ根性が後半に出てしまう。バッテリーの弱さが出てしまう」と連敗中の負の連鎖を指摘した。
問題の八回。逃げ切りを図ってマウンドに送った田中が、あっさり同点とされたのがまず誤算。なお2死一塁で登板した平田が連続四球で満塁とすると、ペーニャを追い込んでからの4球目だった。本塁ベース手前でバウンドしたフォークが痛恨の暴投に。決勝点を献上してしまった。
中畑監督は「健二朗(田中)に1イニング任せたかった。逃げのピッチングを断ち切れていない。平田に頑張ってもらうという判断」と継投策を説明した。平田は「先頭に四球を出したのが全て」と落胆。嶺井は「僕が止めなきゃいけない。自分の責任です」と肩を落とした。
これで1分けを挟んで6連敗。5カード連続の負け越しとなり、最大11あった貯金は3に減った。試合後には緊急ミーティングが開かれた。「負の流れを受け止めて、気持ちを入れ替えて勝ちきるしかない。負けているけど、逃げていたらダメだってね」と指揮官。泥沼脱出へ、全員に再確認した。