ロッテ清田 仰天の決勝「バスター弾」
「交流戦、ロッテ5-4巨人」(12日、QVC)
仰天のバスター弾だ。同点の七回無死一塁。ロッテ・清田はバントの構えから一転、強振した。痛烈な打球は、G党でオレンジ色に染まった左中間スタンドに突き刺さった。
1球目をバントの構えで見送りボール。「チャージが強かった。2球目で冷静に守備位置を確認したら、アンツーカーより前に来ていた」と迷わず強打した。「イメージは三塁の頭を越える打球でしたが…。打った瞬間、入ると思いました」。伊東監督は「清田が救ってくれた。チャージしてきたら打てのサインだった」と振り返り、采配を超える一撃を称えた。
首位打者を争う清田は、フル出場が続き疲労で大振りになりがち。打撃練習ではバスターを多様し、コンパクトな打撃を心掛ける。「社会人(NTT東日本)のときにはずっとバスターで打っていた。柵越えも何回かありました」。驚弾も、どこか冷静に受け止めた。
これで、本拠地QVCマリンでの巨人戦は、2012年から6連勝。週末もキヨが大暴れする。