L秋山100安打!229安打ペース
「交流戦、西武6-4ヤクルト」(13日、西武ド)
リーチ一発で節目の数字に到達した。初回の第1打席。中前打を放ち今季の安打数が3桁になった。「何度も言いますが、通過点。振り返るのはまだ早い」。クールな西武・秋山は余韻に浸ることもなく、今季100安打目を淡々と振り返った。
シーズン63試合目での100安打到達は1994年イチロー(オリックス)、64年広瀬(南海)に次ぐ史上3位のスピード記録。先制のホームを踏み、チームを3年ぶりの交流戦勝ち越しに導いた。
二回にも中前打を放ち、シーズン換算では歴代最多の229安打ペース。今季交流戦通算31安打も12球団トップだ。「最初に崩されても、試合中に違ったアプローチで修正する」。粘り強さと対応力が飛躍の秘密だ。
94年にイチローが日本球界初の大台となるシーズン210安打を放った当時、秋山は6歳。「社会的なニュースになったし、覚えやすい名前だったから、何となく記憶にある」。若きヒットマンが大打者の背中を猛烈な勢いで追いかけている。