「交流戦、ロッテ３－２巨人」（１４日、ＱＶＣ）

　首位キープ、セ・リーグで唯一貯金を持って交流戦を終えたが、後味の悪さが残った。巨人が九回逆転サヨナラ負けで３連敗。交流戦は７勝１１敗、ＱＶＣマリンではこれで２０１２年から８連敗と屈辱的な数字が並んだ。

　２－０の九回に暗転した。完封を狙った高木勇が１点をかえされ、なお１死一、二塁で降板。守護神・沢村も踏ん張れず、最後は２死満塁から吉田に左前適時打を浴びた。

　勝利目前だったが、天国から地獄の敗戦。「（高木勇は）いい投球をしました。２点を守れなかったというところですね」と原監督は責めることなく、淡々と振り返った。この日はセ・リーグ６球団が全敗。巨人にすればゲーム差を縮められなかったことが、せめてもの救いか。

　１９日からリーグ戦が再開される。「（再開までの４日間を）楽しく時間を使って、しっかりと心技体、いい状態でペナントを戦う」と原監督。セで唯一の貯金チームとはいえ、その数字は「２」。到底、油断などできない。