日大7季ぶり1部復帰王手 長沢V打

 「東都大学野球・1、2部入替戦、日大8-2拓大」(15日、神宮)

 日大(2部1位)が拓大(1部6位)に先勝し、7季ぶりの1部復帰に王手をかけた。同点の六回に、長沢吉貴外野手(1年・佐野日大)が決勝の適時二塁打を放った。

 ルーキーの切り込み隊長が、大仕事をやってのけた。同点の六回1死満塁から、1番・長沢が走者一掃の決勝適時二塁打。緩い変化球をうまく右翼線に運び「何とか1点と思っていたけど、抜けてくれて良かった」と、安どの表情をみせた。

 佐野日大では昨春センバツ4強入り。大学でも開幕から右翼のレギュラーをつかんだ。50メートル走5秒8の快足が最大の武器で、リーグ3位タイの9得点。機動力で相手に重圧をかけていくチームカラーを象徴する存在で、仲村恒一監督も「攻守で彼に助けられている」と信頼は厚い。

 あと1勝で12年春以来の1部復帰が決定。長沢は「かき回して点を取るのが役目。先輩たちと秋に1部でやりたい」と力強く話した。

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