佑“八回の男”だ!栗山監督が指名
日本ハム・栗山英樹監督(54)は17日、斎藤佑樹投手(27)をリーグ戦再開後から“八回の男”として起用するプランを明かした。
終盤の継投策に、佑ちゃんを抜てきする。指揮官は「勝っているときに投げさせたい。八回のような厳しい場面で使うとどうなるか。(チームが)前に進んでくれれば」と熱く語った。
右のセットアッパーに苦しんでいるチーム事情もある。昨季活躍したクロッタが今季は不調。期待の鍵谷、白村も直近3試合でいずれも失点に絡んでいる。斎藤佑はテストと位置づけられた16日・阪神戦(甲子園)の七回から登板し、プロ最速タイの147キロを軸に2回2安打1失点。八回はゴメス、マートン、今成の主力級を三者凡退に退けた。
敗色濃厚の展開での登板ながら、かつて夏の選手権を沸かせた聖地で躍動。栗山監督は「球はよかった。自分の持っているものに自信を持ってもらいたい」と、ひとまず合格点を与えた。
首位を走るチームは19日からソフトバンクと首位攻防3連戦。福岡へ移動した斎藤佑は「焦ったらダメなポジション。焦らないで投球をしてひとつひとつ積み重ねて抑えていきたい」と力を込めた。“持っている”佑ちゃんが、勝利の方程式を担い救世主になる。