キヨシの悪夢続く…11連敗42暴投
「DeNA1-3広島」(19日、横浜)
勝利が遠い。マエケンに1失点完投勝利を献上して、DeNAがまた負けた。6月は2日に勝って以来、連敗という病に冒される。1分けを挟んで7年ぶりの11連敗。19日にして月間負け越しが決まった。
「いいゲームじゃダメなんだ。ウチは勝つしかない。不運な失点もあったが、流れを防ぎきれなかった。何を言っても言い訳になる」。試合後の監督会見。中畑監督は厳しい表情だった。
不運もあった。三回は左翼への打球が薄暮と重なった。筒香が見失って二塁打とし、1点につながった。ミスも出た。七回1死一塁、井納の暴投で二進を許し、適時打で致命的な3点目を失った。
交流戦は暴投で3試合も決勝点を与えた。暴投は今季42個目。他球団の倍以上を記録する負の連鎖。高田GMは「この人たちで頑張ってもらう。上にいたんだから。また抜け出してくれればいい」と現有戦力で戦う思いを口にした。
中畑監督は「“勝つ気”の中に入って無心でいくしかない」と連敗脱出のポイントを熱く語る。「最終的にオレが責任を取ればいい。そういう覚悟を持ってやっている。切羽詰まったら、そのところに戻ればいい。まずあした。全力でやればいい」。責任問題まで口にした指揮官。まず1勝。白星が最大の良薬になる。