オリ金子2発に沈む…エースで連敗
「オリックス0-8西武」(21日、京セラ)
オリックスはエースでまさかの連敗。満員のスタンドからため息が漏れた。
スタンドへ消える打球をぼう然と見送ると、金子はしきりに帽子をさわった。こんなはずでは、の思いが見て取れた。二回に先頭の中村に8球目を右翼へ、六回無死一、二塁でメヒアに7球目を左中間へ運ばれた。いずれも粘られ、決めにいったフォークを打たれた。6回7安打4失点。122球を要した投球数に、制球に苦しんだ跡が見えた。
金子は「いいときはストライクゾーンで勝負できるけど、打たれたくないという気持ちが強すぎてボール先行になってしまった。期待してくれるファンもいたと思うし、期待に応えないと意味がない。なんとしても抑えたかった」と悔やむしかなかった。