柳田弾でソフトバンク40勝一番乗り

 「西武2-3ソフトバンク」(23日、大宮)

 大宮の夜空にソフトバンク・柳田が鮮やかなアーチをかけた。同点の三回1死。牧田のスライダーをフルスイングで捉えた打球は左中間フェンスを越えた。「近めの球ですが、うまく打てた。よっしゃ!という感じ」。自己最多タイの15号ソロ。勝ち越し弾に表情を緩めた。

 先制点も柳田だ。初回1死三塁、直球を中前に運んだ。「1、2番が打ちやすい状況をつくってくれたので、いい感じで打席に入れた。2人に打たせてもらったタイムリー」。好機を演出した福田、明石への感謝を口にした。

 同学年の西武・秋山と高いレベルの首位打者争いを繰り広げる。試合前の時点で1分差あった打率。秋山も1安打したが、柳田はマルチ安打でその差を5厘に詰めた。試合前練習中には談笑する場面もあったが、ライバルの目の前で存在感を見せつけた。

 西武先発で下手投げの牧田に相性の悪い今宮を外して高田を起用するなど左打者を6人並べた工藤監督。同点の七回、先頭の松田が左越え二塁打で出塁すると、1死三塁から牧田の暴投で再度勝ち越しに成功した。八回途中に降雨コールドで終了。5連勝で両リーグ40勝一番乗り。その原動力となっているのはミスターフルスイング・柳田だ。

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