逆転呼んだ雄平弾!ツバメ連勝4位浮上
「中日3-11ヤクルト」(24日、ナゴド)
長いスランプに夜明けが訪れた。3点を追う七回。ヤクルトの雄平に5月1日以来の本塁打が飛び出した。苦しみ続けた内角球をさばき切り、右越えへ会心の一撃。「必死で食らいついた結果。うまく反応できた」。晴れやかな笑顔でベースを一周した。
昨季23発の活躍とバレンティンの不在で、今季は厳しいマークを一身に受けた。過剰な内角攻めに調子を崩し、打順は春先の4番から7番に。「時間が足りない。何とか巻き返したいな…」。休日返上で一人打ち込み、内角克服のためのフォーム改造に取り組んできた。倒れ込むほどの努力が、ついに実を結んだ。
若松に六回まで三塁を踏めない展開も、雄平の一発を口火に終わってみれば17安打の大勝。自身も九回に適時打を放ち「この状況で使ってもらって。結果を出したかった」。31歳の誕生日前夜に、鮮やかな復活を果たした。