デーブ楽天5割逆戻りも「ここからだ」
「楽天1-6オリックス」(24日、荘内銀行・日新製薬スタ)
試合後に打ち上がった3200発の花火だけが、楽天ファンの留飲を下げた。年に一度の山形での試合。最下位オリックスに完敗で、勝率5割に逆戻りした。大久保監督は「何とか次につなげてほしい」と奮起を求めた。
投打に精彩を欠いた。先発・塩見は二回、ブランコに先制ソロを浴び、1-1の六回には中島に3ランを被弾。「ランナーをためてドカンでは、野手の皆さんに申し訳ない」。背信左腕はベンチでガックリとうなだれた。
前夜、無得点に終わった打線はこの日も迫力に欠き、二回の1点のみ。それでも指揮官は「5割にいるのは選手のおかげ」と話し、「ここからだ」と語気を強めた。26日からは本拠地で首位ソフトバンクとの3連戦。上位進出へ正念場を迎えた。