ヤクルト館山 1019日ぶりに勝った

 「ヤクルト5-1DeNA」(11日、神宮)

 この時を待っていた。ヤクルト・館山自身も家族も、神宮を埋め尽くしたヤクルトファンも。昨年4月に受けた3度目の右肘靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を乗り越え、2012年9月25日の阪神戦(神宮)以来、1019日ぶりの勝利。お立ち台では「ホントにすみません。遅くなりました」とファンに謝罪し、「陽子、ありがとう」と、スタンドで見守った愛妻に感謝した。

 今季2度目の登板でつかんだ勝利。「先に点を取られたけど、逆転を信じて攻める気持ちを持って投げた」。6回を1安打1失点。強い精神力でDeNAに立ち向かった。

 血行障害や肘、肩、股関節と、過去7度の手術で体に刻んだ縫い目は計151針。そのたび復活した。つらいリハビリを笑い飛ばす「トミー・ジョンTシャツ」も作った。手術痕のある右肘の絵に、左胸には手術回数を表す星を並べ、同じ手術を乗り越えようとしている後輩にも配った。

 「何度手術しても、皆さんの声援で戻ってくることができるんです」。勇姿と熱い言葉を、ファンに届けた。

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