ハム栗山監督大喜び、4点差逆転
「日本ハム8-7西武」(11日、札幌ド)
日本ハム打線が驚異の粘りを発揮し、今季最大4点差をひっくり返しての逆転勝利。栗山監督は「あの展開になると怖がらずに攻めまくるしかないから。選手たちが攻めだるまになってくれたのがうれしかった」と、攻撃陣の健闘をたたえた。
4点を追う三回。近藤の豪快アーチが反撃ののろしを上げた。2死一、二塁。3ボールからの4球目、十亀の甘めの直球を迷わずスイングした。打球はバックスクリーンへ。「自分でもびっくりしました!まさか入るとは思いませんでした」と笑みを浮かべた。
この一打で活気づくと、四回2死二、三塁から中島の中前適時打で同点。さらに一、三塁で、ベテランの田中が右前へはじき返し、珍しく一塁上でガッツポーズ。この一打で3連敗中だった十亀をKOした。
今回の西武戦、その後のソフトバンク戦で前半戦は終了する。「ここが全てだと思って必死に戦う」と前半戦の天王山と位置づける栗山監督。総力を挙げて戦う。