ロッテ“代役4番キヨ”で連敗止めた
「オリックス5-10ロッテ」(15日、京セラ)
全員の気迫が打線の連なりを呼んだ。泥沼の連敗は7でストップ。ロッテが前半戦ラストゲームで、長い長いトンネルを脱出した。
その中心となったのは“4番・キヨ”だ。前夜に今江が左手首に死球を受け骨折し戦線離脱。代わってプロ初4番を務めた清田が3安打2打点。非常事態を救い「勝利に貢献できて良かった。みんながひとつになれた」と汗をぬぐった。
苦境にあえぐ練習前には主将・鈴木が号令を掛け、選手だけで緊急ミーティング。「監督を男にしよう」と、全員で向かうべき方向を確認した。
伊東監督は「今日は投手がひどすぎた。どうなるかと思った」と5失点に苦言を呈しつつも、「選手たちが集まったみたいだけど、その効果もあったのかな」と表情を和らげた。