ハム大谷、今年の球宴は省エネ投法
「オールスター・第1戦、全セ-全パ」(17日、東京ド)
第1戦に先発する日本ハム・大谷は16日、球速にこだわらず、省エネ投法で無失点に抑えると意気込んだ。自己最速宣言した昨年とは違い、今季は結果を重視。2イニングが予定されている投球について「球速のこだわりはない。球数を少なくして、いい結果で終われればいい」と目標を語った。
反省を踏まえて、球速に固執しない。昨年の球宴第2戦(甲子園)でプロ野球最速タイの162キロを出したが、そのためフォームのバランスを崩し、後半戦9試合の登板で2勝3敗と失速した。大谷自身、「オールスターでバランスを崩した」と自覚しており、栗山監督も「スピードは出すものでなく出るもの。同じことしたらスットコドッコイ」と自制を求めた。
今年の球宴では、セ・リーグ選手との対面を楽しみにしている。阪神・藤浪について「毎年続けて成績を残していて、すごいと思います。一緒になって頑張りたい」と同い年で盛り上げることを誓った。第2戦に登板する広島・黒田についても「マウンドに立っている姿とか、見て勉強になることはたくさんある」と目を輝かせた。
球宴3度目の出場で初めてのファン投票で選出され「選んでもらった方のためにも全力を尽くす」と気合十分。力まず、大人の投球でセの強打者を抑える。